コリバクチン検査。大腸がんのリスクを調べる新検査。健診会 東京メディカルクリニック

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コリバクチン検査

コリバクチン検査は便潜血検査と同様、便を採取するだけの簡単な検査です。

料金

コリバクチン検査

 6,600円(税込)

日本における大腸がんの現状と問題点

以前の日本ではあまり多くなかった大腸がんは、時代とともに生活習慣が変化し、40年余りで、約7倍になっています。
また、他のがんに比べて進行が遅いため、ステージⅠ~Ⅱでは90%が治る病気であるにもかかわらず、大腸がんの死亡数は男性で2位、女性で1位となっています。 つまり、早期の段階で発見できていないということです。
日本の大腸がん検診は1次スクリーニングで便潜血検査を行います。
便潜血検査免疫法の感度(大腸がんがある場合に便潜血検査が陽性となる確率)は、対象とした病変の進行度や算出方法によってかなりの差があり、30.0%~92.9%となります。
これは、大腸の出血を拾い上げる検査なので、まだ腫瘍が小さく出血していない場合や腫瘍が大きくなっても出血していない場合は見逃してしまいます。
また、痔で毎回陽性になってしまう人や恥ずかしくて精密検査を受けない人が多く、死亡率の増加につながっていると考えられています。

そこで、注目されているのが大腸がんのリスクを調べる新検査であるコリバクチン検査です。
大腸がんの患者の約70%が遺伝毒性物質であるコリバクチンを産生する菌を保有しています。
この検査では、便の中に含まれるコリバクチン産生菌の有無を検出することで、大腸がんのリスクを調べることができ、早期受診に繋げることができます。

コリバクチンと大腸がんの関係

・コリバクチン産生菌(大腸菌の一種)がいると、大腸で炎症が起きた際に、コリバクチンを分泌し、DNAの損傷を引き起こします。

コリバクチン産生菌がいることがわかれば、将来大腸がんになるリスクがわかります。
当院では、定期的な大腸CT検査をお勧めしていますが、大腸がんのリスクを知ることで大腸CT検査や内視鏡検査を受診する間隔の目安にもなります。

大腸がんのリスク要因

大腸がんは運動不足、肥満、飲酒、食生活(高脂肪・低繊維食)などの生活習慣が関与していると考えられています。下記に当てはまる方はコリバクチン検査を受けて大腸がんのリスクを確認してみましょう。

飲酒:飲酒は、大腸がんのリスクを上げる“確実”な要因とされています。節度のある飲酒が大切です。飲む場合は1日あたりアルコール量に換算して約23g程度にとどめるのがよいでしょう。

肥満:肥満は、大腸がんのリスクを上げる“ほぼ確実”な要因とされています。ただし、やせすぎもリスクを上げることから、適正体重を維持することを目標にしましょう。中高年期男性の適正なBMI値※は21~27、中高年期女性では21~25です。
※BMI値(Body Mass Index:肥満度)=[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]

喫煙:能動喫煙は、大腸がんのリスクを上げる“可能性がある”要因とされています。たばこを吸っている人は禁煙するようにしましょう。

肉類:赤身肉(牛肉、豚肉など)や加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコン)の摂取は、大腸がんのリスクを上げる“可能性がある”要因とされています。世界がん研究基金/米国がん研究協会では、赤身肉は1週間で500g未満にすることを勧めています。

運動:運動は、大腸がんのリスクを下げる“ほぼ確実”な要因とされています。たとえば、歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分行うとよいでしょう。また、息がはずみ汗をかく程度の運動は1週間に60分程度行うとよいでしょう。

野菜・果物(食物繊維の摂取):食物繊維の摂取は、大腸がんのリスクを下げる“可能性がある”要因とされています。しかし、食事について、リスクを下げることが“確実”なものはないため、偏らずバランスのよい食生活を心がけることが大切です。世界がん研究基金/米国がん研究協会では、野菜と果物を合わせた目安として、1日400g程度(野菜を小鉢で5皿分と果物1皿分)摂取することを勧めています。

Q&A|よくあるご質問

Q.食事の制限はある?

    A.制限はありません

Q.前日に飲酒してもいい?

    A.制限はありません

Q.抗生物質服用中でも検査できる?

    A.服薬の影響で腸内環境が変化し検査結果に影響する恐れがあります
    服薬終了後1週間開けてから採便をお願いします

Q.採便のタイミングは?

    A.ご受診日の3日前~当日の朝に採便をお願いいたします

Q.便潜血の採便と同時に実施可能?

    A.可能ですが、先にコリバクチン検査の採便をお願いいたします

Q.月経中も検査可能?

    A.検査可能です

コリバクチン検査は大腸がんのリスクを知るための検査です。
大腸がんは大腸CTや大腸内視鏡を定期的に受診することで早期に発見することが可能になりますので、検査を受ける目安としてぜひご活用ください。

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