高感度心筋トロポニンI 健診会 東京メディカルクリニック

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高感度心筋トロポニンI

トロポニンIは、筋収縮を調節するタンパク質複合体であり、心筋の損傷により心臓から循環血中に放出される血清バイオマーカーであり、心筋の壊死を伴う心筋障害の指標となります。

基準値

基準値 男性:4pg/mL 未満
女性:6pg/mL 未満

この検査で疑われる病気

心疾患

心筋梗塞(虚血性)、急性冠症候群(ACS)、心不全、心筋症(肥大型,ウイルス性)、心筋炎、心膜炎、がん、浸潤性疾患(例,アミロイドーシス) など

全身性疾患

肺塞栓症、毒性(例,アントラサイクリン系薬剤)、外傷(例,重度の熱傷)、極度の労作、腎不全、敗血症、脳卒中、くも膜下出血 など

トロポニン検査でわかること

心筋梗塞の診断: 心筋梗塞などの病態で心筋が障害を受けると、トロポニンIは血中に漏出し血中濃度が増加します。
一般的に、トロポニンIは胸痛などの症状が現れてから数時間で検出可能な濃度に達し、12~48時間でピークとなり、数日間は上昇しています。
心筋梗塞の予後: トロポニン検査は、心筋梗塞の予後を評価するためにも使用されます。検査値が低値で、2回目までの同値の絶対変化が小さい場合は、心筋梗塞である確率は低く、心血管イベントの短期的リスクは低いことと関連しています。

トロポニン検査の注意点

トロポニンは腎排泄のため、トロポニンT、トロポニンIともに高度の腎不全でも高値となりますが、筋肉注射や運動後では上昇しません。
男女別の診断閾値を設定することで、女性の心筋梗塞診断率が倍増し、心筋梗塞再発や死亡リスクの高いグループを特定できることが判明しています。

トロポニンが高値の時

トロポニン検査の数値が高い場合、それは心筋細胞の壊死があったことを示しています。
しかし、常に高い状態が続いている場合、心筋壊死とは関係なく、トロポニンの代謝過程が損なわれていて、このためにトロポニンが減少しない可能性があります。
また、腎臓機能が低下していると、トロポニンの排泄が障害されて、高い値をとることも知られています。
したがって、以下の対応をお勧めします。

  1. 医師と相談する: 高感度心筋トロポニンI検査の数値が高い場合、まずは医師と相談することが重要です。医師は症状、健康状態、その他の検査結果を考慮に入れて、適切な診断と治療計画を立てることができます。
  2. 再検査を受ける: トロポニンの数値が高い場合、医師は再検査を推奨するかもしれません。数値が時間とともにどのように変化するかを確認するためです。
  3. 腎臓機能の確認: トロポニンの数値が高いと、腎臓の機能が低下している可能性があります。健診結果があれば腎臓機能の検査数値を確認してください。
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