膵臓でよく見られる所見
膵萎縮
- CT
- MRI
- 超音波
膵臓の厚みが薄くなっていることです。なかには病気ではなく、元々膵臓が小さい方もいますが、慢性膵炎で膵臓が委縮している場合には膵液を作る働きも低下していることがありますので、初めて指摘された場合はMRCP(MRI検査)で精密検査を受けてください。
膵管拡張
- CT
- MRI
- 超音波
消化液である膵液は膵臓で作られ、膵管を通って十二指腸に流れます。この流れが妨げられると上流側の膵管が太くなります。原因として膵石や腫瘍が考えられますので、どんな原因で太くなっているのかを調べる必要がありますので、MRCP(MRI検査)で精密検査を受けてください。
膵腫瘍
- CT
- MRI
- 超音波
膵臓の腫瘍には良性から悪性まで色々な種類の腫瘍があります。代表的な悪性腫瘍である膵がんは、大きくなると周囲の血管などにも影響が出ますが、ごく初期には悪性の特徴を捉えることが難しいことが多いのです。膵腫瘍が見つかったら早急に造影CT検査で精密検査を受けてください。
膵腫瘤
- CT
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- 超音波
腫瘍の可能性の低い結節像(炎症後の瘢痕など)を膵臓内に認めます。精密検査の必要はありませんが、経過観察を受けてください。
膵石
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- 超音波
膵管や膵実質内に認められる石灰化のことです。慢性膵炎に認められることが多く、小さいものは放置しても問題ありませんが、大きくなると石により膵液の流れが妨げられる場合もありますので、定期的な経過観察を受けてください。
小さな石灰化、結石は超音波やMRIでは描出されない場合があります。
膵嚢胞
- CT
- MRI
- 超音波
液体の入った袋状の病変です。膵液が溜まっている場合や、液体を産生する腫瘍ができている場合などがあります。小さくて単純な形の嚢胞は問題ありません。5mm以上の嚢胞や複雑な形の嚢胞は経過観察や精密検査が必要です。
膵嚢胞性腫瘍
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嚢胞の中にしこりがある場合や、嚢胞の壁が分厚い場合には、嚢胞性腫瘍と記載しています。膵管内乳頭粘液性腫瘍、漿液性嚢胞線腫、粘液性嚢胞腫瘍など、良性の場合も悪性の場合もあり、MRCP(MRI検査)で精密検査が必要で、良性であっても、MRCPで経過観察が必要です。
膵の変形
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- MRI
- 超音波
膵臓の大きさや形は人により様々で、腫瘍などができていなくても部分的に大きくなっていることもありますので、内部に異常がなければ心配はありません。
膵腫大
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- MRI
- 超音波
膵臓が膨れて厚みが厚くなっていることです。病気ではなく、元々膵臓が大きい方もいますが、膵炎などの炎症や腫瘍の可能性もあるので、初めて指摘された場合はMRCP(MRI検査)で精密検査を受けてください。
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