尿一般・腎機能について

尿一般・腎機能

体内で使用された蛋白質の老廃物の一種で、腎臓の機能が低下すると尿中への排泄が減少し、血液中に増加します。

腎臓が老廃物を排泄する能力を調べる検査です。クレアチニンの値と年齢、性別から推算します。慢性腎臓病（CKD）の診断、重症度判定に用いられます。

タンパク質が分解されるときにできる老廃物の一種で、クレアチニンと同様、ほとんどが尿中に排泄されますが、腎機能が低下すると、血液中の値が上昇します。

電解質は水分調節や神経の伝達、筋肉の収縮、血液の凝固など多様な役割を果たしています。電解質の濃度を測定することで、さまざまな疾患を発見することができます。

通常は、弱酸性を示しますが、食事の内容や疾患によって酸性やアルカリ性に傾くことがあります。

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尿比重について

健康な人の場合、尿中にタンパクはほとんど現れませんが、腎臓に障害が起こると、尿に漏れ出てくることがあります。発熱時や疲労により、一時的に陽性になることもあります。

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尿潜血について

尿を遠心分解して、成分を顕微鏡で調べる検査です。
腎疾患や膀胱患者について診断します。

尿沈渣について

ビリルビン（胆汁色素）が分解されてできるものです。健康な人でも一部尿中に出ますが、肝臓や胆嚢に異常があると、尿中に多く出てきます。

尿比重	クレアチニン	BUN
1.004～1.030	男1.00㎎/dl以下	8.0～20.0㎎/dl
1.004～1.030	女0.70㎎/dl以下	8.0～20.0㎎/dl

TPHA	梅毒にかかったことがあるかどうかを調べています。梅毒は梅毒スピロヘータという細菌に感染して起こる慢性の全身疾患です。一度梅毒にかかると、この検査は常に陽性（+）となります。

赤沈	赤沈とも呼ばれる検査です。異常の場合、体内に炎症があることがまず疑われますが、様々な病気の可能性も挙げられます。
CRP	体内の炎症や組織破壊のある病気が発生すると血液中で増加します。
ASO	急性腎炎やリウマチ熱の原因となる溶血連鎖球菌に感染している可能性を調べています。
RA	慢性関節リウマチ、膠原病、結核などの慢性感染症、慢性肝炎、肝硬変、糖尿病、腫瘍性疾患などで陽性（+）を示すことがあります。